映画ごった煮ブログ

【雑記】桜を見たら思い出す映画

春まっさりとなり桜が咲くシーズン。(むしろ散りかけ)
桜といえば日本の文化ということもあってか桜をテーマとした映画は邦画が多めです。


では、洋画だと桜をテーマとした作品はないのかというと、調べてみたらありました。
『HANAMI』なる2008年にドイツ人ドーリス・デリエが監督した作品がそれに当たるそう。
英題は『Cherry Blossoms』だし、ドストレートに桜がテーマになっていることは容易に想像できますね。


とはいえ、この作品は未見なので紹介しようにも大したことができません。
そこで、私が桜を連想する洋画について書きたいと思います。


私が桜で連想する作品、それは『エリジウム』です。
監督ニール・ブロムカンプ、主演マット・デイモンで送るゴリゴリなSF作品。
パワードスーツを着込んだマットが敵悪役(シャールト・コプリー)と戦う最終決戦の場で、なぜか突然、桜が吹き荒ぶ環境が現われます。
ディストピアユートピア」の対比がテーマとなった作品ですし、美しい環境で殺し合いという構図を作りたかったのか分かりませんが、とにかく唐突に桜が舞い始めるのはなかなかのインパクトを残しています。


そうした日本趣味はどうやらブロムカンプ監督の意向らしいです。
今作では日本刀が武器として登場していますし、次作の『チャッピー』では"ニンジャ"なる通り名を冠したキャラクターも登場しています。
日本の文化大好きなのは伝わってきますが、それが若干ズレているのはもはやご愛敬ですね。日本文化好きな外国人あるある。


さて、そんなブロムカンプ監督ですが、久しく新作の話を聞いていません。
私が見逃しているだけかと思いきや、先にも話題に触れた『チャッピー』の2015年から6年、まったく映画に携わっていないようです。
じゃあ何をしているのかというと、CMやショートフィルム撮影に奔走しているよう。
件の『チャッピー』もショートフィルムから生まれた企画ですし、これは期待していいのだろうか……?


そう思ってブロムカンプ監督についてアレコレ調べてみたらなんと近況報告が!
しかも、テイラー・キッチュを主演に据えた作品『The Inferno(原題)』と、スーパーナチュラル・ホラーを題材とした作品の2作も予定があるというじゃありませんか!
どうやらコロナウイルスの影響で『The Inferno(原題)』が先の予定だったのが後になったらしいです。
で、タイトル不明なスーパーナチュラル・ホラーは2020年夏から撮影されていたらしく、2021年春頃の完成予定だったのだとか。
2021年春……?今じゃねぇか!


今の所、まったく情報が入ってきていないニール・ブロムカンプ監督の最新作。
果たして、その作品が花開く時が来るのでしょうか……?
意外と春はまだ先なのかもしれません。