映画ごった煮ブログ

【雑記】死霊館最新作のタイトルがダサすぎる件。全ては妖怪のせいなのね

アナベル人形や修道女など、ホラー界でユニバースを展開してきた『死霊館』シリーズ。
先日、ついにそのシリーズ第3作目のタイトルが明らかとされました。


その名も『死霊館 悪魔のせいなら、無罪。』!


……は?何このタイトル?
初めて見たとき目を疑いましたよ。時期が時期ならエイプリルフールネタかと思うくらい。
しかし、どうやら本気らしい。パロディ映画でもなければ、タイトルを真似た粗悪品というわけでもなく正統続編。
一体誰がこのタイトルを提案し、誰がGOサインを出したのか……


そう思って原題を調べてみると『The Conjuring: The Devil Made Me Do It』
前半の『The Conjuring』は、『死霊館』に当たり、後半の『The Devil Made Me Do It』は『悪魔が私にそれをやらした』となります。
なるほど、どうやらニュアンスとしては原題に近いらしいです。
いや、しかしもっと何かいい意訳はなかったものか……
例えば『悪魔の仕業』で単語で締めるとか『死霊のえじき』を文字って『悪魔のえじき』とか、パッと考え付くだけでも『悪魔のせいなら、無罪』よかマシなタイトルは出てきます。


こうして考えてみると、思い至るのは配給のインパクト狙い。
そもそも手抜きでいくなら直訳そのままの方がまだ収まりがいいです。
あえてそうせずに句読点までつけてダサく仕上げたのはもうインパクト狙いしか考えられません。でなけりゃ会社にふんどし一丁で行くようなセンスのズレた人間に任せたのか。
『新感染』シリーズのようなインパクトを狙ったのかもしれませんが、あまりにもダサすぎて作品の質を落としかねない勢いとなっていました。


とはいえ、チャンスはまだあります。
あまりにも不評なタイトルはちょくちょく変わる傾向にあるからです。
最近だとガイ・リッチー監督の『キング・アーサー(2017)』
もともとは『キング・アーサー 聖剣無双』というタイトルでしたが、これが不評であったことから変更に。
今回の『死霊館』と比べればずっとマシなタイトルだと思いますし、これなら変更は十分にあり得るのかもしれません。


そんな期待を抱きつつ、2021年秋の公開を待つことにしましょう。