4月26日。(現地では4月25日)
第93回アカデミー賞が開催されました。
監督賞では、クロエ・ジャオが女性としては2度目、アジア人女性としては初の監督賞を受賞したり、いつもはアカデミー賞の締めとなる作品賞が先行して発表されたり、ラストの締めとなる主演男優賞が皆の予想とは違っていたりと、色々見所が盛りだくさんでした。
今回は、そのアカデミー賞のタイムスケジュールをまとめたのでここに記載しておきます。
おそらく、結果を羅列したサイトは数あれど、アカデミー賞のタイムスケジュールをまとめたサイトはあまりないハズ!
需要があれば幸いです。
時間 | 内容 | プレゼンター | 備考 |
---|---|---|---|
09:00 | オープニング | - | レジーナ・キングがユニオンステーションの入り口から会場に向かうまでをワンカットで撮影 |
09:05頃 | 脚本賞発表 | レジーナ・キング | - |
09:10頃 | 脚色賞発表 | レジーナ・キング | 受賞したクリストファー・ハンプトンはリモート参加 |
09:20頃 | 国際長編映画賞発表 | ローラ・ダーン | - |
09:30頃 | 助演男優賞発表 | ローラ・ダーン | - |
09:40頃 | メイク・ヘアスタイリング賞発表 | ドン・チードル | - |
09:45頃 | 衣装賞発表 | ドン・チードル | - |
09:50頃 | ジーン・ハーショルト友愛賞発表 | ブライアン・クランストン | ・映画テレビ基金(MPTF)が受賞受賞発表はハリウッドのドルビーシネマから |
09:55頃 | 監督賞発表 | ポン・ジュノ | 受賞発表はソウルドルビーシネマから |
10:05頃 | 音響賞発表 | リズ・アーメッド | ニコラス・ベッカーのみリモート参加、他の4人は会場参加 |
10:10頃 | 短編実写映画賞発表 | リズ・アーメッド | - |
10:20頃 | 短編アニメ映画賞発表 | リース・ウィザースプーン | - |
10:25頃 | 長編アニメ映画賞発表 | リース・ウィザースプーン | - |
10:35頃 | 短編ドキュメンタリー賞発表 | マーリー・マトリン | - |
10:40頃 | 長編ドキュメンタリー賞発表 | マーリー・マトリン | - |
10:50頃 | 視覚効果賞発表 | スティーヴン・ユアン | - |
10:55頃 | 助演女優賞発表 | ブラッド・ピット | ユン・ヨジョンをエスコートするブラピがカッコよすぎた |
11:05頃 | 美術賞発表 | ハリー・ベリー | - |
11:07頃 | 撮影賞発表 | ハリー・ベリー | - |
11:17頃 | 編集賞発表 | ハリソン・フォード | - |
11:25頃 | ジーン・ハーショルト友愛賞 | ヴィオラ・デイヴィス | タイラー・ペリーが受賞 |
11:32頃 | 作曲賞発表 | ゼンデイア | - |
11:38頃 | 歌曲賞発表 | ゼンデイア | 今年は時勢もあってか、パフォーマンスはなし |
11:40頃 | 歌曲クイズ | - | 歌曲を聞いて受賞したかノミネートされたか該当なしか当てるゲームを実施 |
11:53頃 | 追悼 | アンジェラ・バセット | ラストを締めたのはチャドウィック・ボーズマン |
12:00~12:07 | 作品賞発表 | リタ・モレノ | 異例の作品賞を先出し |
12:10~12:12 | 主演女優賞発表 | レニー・ゼルウィガー | 受賞したフランシス・マクドーマンドのコメントは30秒くらいで終了(作品賞でも話していたため) |
12:13~12:14 | 主演男優賞発表 | ホアキン・フェニックス | 欠席であったためコメントなし |
12:15 | エンディング | - | - |
ざっとこんな感じです。
個人的に受賞コメントで一番グッと来たのは、国際映画賞を受賞したトマス・ヴィンターベア監督でした。
作品に出演予定であった娘が亡くなったことで折れかけていた意欲をスタッフ、キャストが取り戻させてくれたことに対する謝辞には感動しました。
笑ったコメントは助演男優賞のダニエル・カルーヤ。
真面目なスピーチかと思いきや、ラストに「自分が生まれたのは父親と母親がセックスを楽しんだから」と爆弾発言をぶっこんでくるのですから凄いです。会場にいた母親のリアクション加えて楽しませてもらいました。
最も上手くまとめていたと思うのが助演女優賞のユン・ヨジョン。
皮肉やユーモアを交えつつ、謝辞を述べていくまとまりの良さは好感が持てましたね。てか英語ペラペラで凄いです。
アカデミー賞というのは、知らなかった作品と出会うのもまたひとつの楽しみです。
今回、新たな出会いを得られたのは長編ドキュメンタリー賞を受賞した『オクトパスの神秘: 海の賢者は語る』です。
タコの生態を記録し続けたドキュメンタリーながらも受賞をしてしまうクオリティの高さというのはぜひ、見てみたいと思いましたね。Netflixなので手軽に見られそうなのも魅力かも?
また、ノミニーで対抗馬とされていた『タイム』という作品もなかなか見ごたえがありそうで、興味を持ちました。(こちらはAmazonPrime)
感動から驚きまで様々な展開が待ち受けていた第93回アカデミー賞。
コロナの影響で通常とは異なる開催でしたが、ミスもなく終わったようで良かったです。
とはいえ、歌曲賞のパフォーマンス披露がなかったり、時間を巻いていくかのように淡々と進行したりと、少し物足りなさがあったのも事実。
いち早く通常の形態に戻り、イベント盛りだくさんの授賞式を再び見てみたいですね。
第94回アカデミー賞授賞式は、2022年2月28日に開催予定となっています。