映画ごった煮ブログ

【雑記】「午前十時の映画祭11」はじまる―――

いち映画ファンの私にとって春の風物詩と言ったら「午前十時の映画祭」でした。
そんな風物詩が今年帰ってきた!
これは本当に嬉しい話です。丸一年待たされたからなおのこと。

その話の発端は2019年の初め。
「午前十時の映画祭」のラインナップが2月後半に発表される毎年の恒例行事を楽しみにしていた私は衝撃を受けました。
なんとタイトルが「午前十時の映画祭10-FINAL-」となっているではないか!
そのタイトルに偽りはなく「午前十時の映画祭」は10回目にして最後だと公式で発表されていました。
理由は収入難とか。
普段から見たい作品はほとんど見ていましたが「なんでもっと見に行かなかったんだ……」と後悔したものです。


そして残酷かな、月日は過ぎていき2020年の3月―――
最後を締めくくるのは往年の名作『バック・トゥ・ザ・フューチャー PART3』
その大団円に感動すると共に「午前十時の映画祭」の終わりに寂しさを感じていた……そこへ一筋の光が!
なんと2021年の春に「午前十時の映画祭」が復活するという告知がされたのです。
いやーこのサプライズには「復活早すぎない?」とか「閉店セール商法かよ!」とか余計なことを思わずただただ嬉しかったです。
この時、ソロで見に行っていたのですが、帰り際に復活について話す人々に妙な親近感を持ちながら帰ったのを覚えています。


その後も「午前十時の映画祭10+」なる形で2020年4月以降も細々と名作映画が上映されるなど、話題に事欠かない日々が続きました。
そのため、実際は丸1年も空いていないんですよね。なんだかあっという間な1年でした。(まあ、個人的に昔の名作をDVDで楽しんだりもしていましたし)


とはいえ、やはり家で見るのと劇場で見るのとは臨場感がまったく別!
それに劇場に足を運んでいる人たちを見て「この映画は幅広い年代に愛されてるな」とか「人が少ない分コアなマニア多そうだな」とか考えるのもまた楽しみのひとつなのです。




さて、そんな「午前十時の映画祭」最大の楽しみがやはりラインナップ。
ざっと見ですが、今年は1年空いたこともあってか、かなーり手堅い作品で固めてきたなと思います。
アンタッチャブル』&『ザ・ロック』から始まり、『イングリッシュ・ペイシェント』&『グラディエーター』で終わるという黄金スタイル。
マイナーな作品(といっても有名作だけど)を敷いて挙げるとするなら『未来世紀ブラジル』、『真昼の決闘』、『赤ひげ』辺り……?
新たな名作との出会い感は薄いものの、何度でも見たい名作を再びスクリーンで見ることのできる喜びは強いですね。


ここで個人的に気になる作品を3つご紹介。


まず1つ目『シャイニング 北米公開版〈デジタル・リマスター版〉』
『シャイニング』事態は何度も見たことがありますが、今回は北米公開版。劇場では初公開という事もあって期待大な一作。


2つ目スタンド・バイ・ミー
スティーブン・キングの原作をロブ・ライナーが映画化したという名作中の名作!……なのですが、実はこの作品まだ見たことがないです。
その理由はひとえにこうして劇場で公開される機会がないかと探っていたから。
満を持して見れる機会!期待するしかないです。


3つ目『真昼の決闘』
個人的に西部劇は好きなジャンル。唯一の西部劇作にして名作中の名作という事もあって劇場で見れる喜びは強いです。
また、映画祭の中でも数少ないモノクロ映画というのも魅力のひとつ。
モノクロ映画をスクリーンで見れる機会なんてこんな企画でもないと触れることないですからね。


もちろん他の作品にも期待をしています。
ワクワクとドキドキを胸に2021年4月。
「午前十時の映画祭11」はじまる―――