今回は2024年1月29日に発表された興行収入ランキングを見ていきます。(興行通信社提供の全国動員集計2024年1月26日~2024年1月28日)
興行収入ランキング
順位 | タイトル | 前週比(前週順位) | 上映週 |
---|---|---|---|
1 | 機動戦士ガンダムSEED FREEDOM | 初 | 1 |
2 | ゴールデンカムイ | ↓(1) | 2 |
3 | サイレントラブ | 初 | 1 |
4 | 劇場版 SPY×FAMILY CODE: White | ↓(2) | 6 |
5 | あの花が咲く丘で、君とまた出会えたら。 | ↓(3) | 8 |
6 | 劇場版 君と世界が終わる日に FINAL | 初 | 1 |
7 | 鬼太郎誕生 ゲゲゲの謎 | ↑(9) | 11 |
8 | ウィッシュ | ↓(4) | 7 |
9 | 哀れなるものたち | 初 | 1 |
10 | ゴジラ-1.0 | ↓(8) | 13 |
<ランキング外>
ある閉ざされた雪の山荘で(前週5位)(3週目)
アクアマン/失われた王国(前週6位)(3週目)
カラオケ行こ!(前週7位)(3週目)
名探偵コナン vs. 怪盗キッド(前週10位)(4週目)
個人的な感想
今週は『機動戦士ガンダムSEED FREEDOM』、『サイレントラブ』、『劇場版 君と世界が終わる日に FINAL』、『哀れなるものたち』の4作がIN、代わりに『ある閉ざされた雪の山荘で』、『アクアマン/失われた王国』、『カラオケ行こ!』、『名探偵コナン vs. 怪盗キッド』がOUTしました。前3作は仲良く3週目でのOUT。(なお『アクアマン』は全米では6週目で9位。先週OUTした『ウォンカとチョコレート工場のはじまり』は、7週目でも3位をキープしています)1位は『機動戦士ガンダムSEED FREEDOM』。早くも興収10億円越え。映画館グッズではグッズを買う客で溢れてましたし、作品外の売り上げも凄そう。
トップ10内、唯一オリジナル(シリーズ、原作、ネームバリューのどれもない)作品となっているのが3位『サイレントラブ』。ラブロマンスだけに女性客が多い中、どこまでトップ10にしがみつけるのか注目です。
6位『劇場版 君と世界が終わる日に FINAL』も、オリジナルドラマからの出ではあります。「続きはHuluで」商法のせいで見なくなっていましたが、長く続く人気シリーズになったなあ……
ロングランは7位の『鬼太郎誕生 ゲゲゲの謎』(11週)、『ゴジラ-1.0』(13週)
『鬼太郎~』は、ここでランクを上げてくるという人気っぷり。口コミで人気が広がっていったのも強い。
『ゴジラ』は、アカデミー賞(視覚効果賞)にノミネートされましたが、意外に盛り返さなかった印象。ちなみに全米ランキングでは18位から10位に戻ってくるという注目度を集めています。(アメリカでは9週目)
ロングラン繋がりで注目しているのが5位『あの花が咲く丘で、君とまた出会えたら。』
8週目にして5位は大健闘。興収も30億円を超えているらしいですし、大ヒット作と言っても過言でない部類に入っています。
目指せ10週トップ10入り!
地味に気になっているのが洋画の動向。
今週、8位『ウィッシュ』、9位『哀れなるものたち』たちと下位に。来週揃ってランク外なんて可能性もあります。
で、来週公開映画も洋画はそこまでパワーのある作品はないのが現状。
強いて言うならジョニー・デップ出演の『ジャンヌ・デュ・バリー 国王最期の愛人』だけど、18世紀フランスの~ってあらすじからして敬遠されそうな予感。
むしろ邦画側は『鬼滅の刃』(総集編よりの内容)とかありますし、そっちのがINしてきそうです。
果たして邦画だけのランキングになってしまうのか、はたまた『ウィッシュ』、『哀れなるものたち』が踏みとどまってくれるのか。次週に期待です。