映画ごった煮ブログ

【雑記】4月4日だから4にまつわる映画の話

本日は4月4日。安直ではあるものの、今年唯一の「4」のゾロ目の日という事もあり「4」にまつわる映画についての雑記をしていこうと思います。


で、「4」のつく映画として私が真っ先に思いつくのがファンタスティック・フォーです。
今では珍しくもないMARVELコミックを原作とした作品。当時では『スパイダーマン』くらいしかビッグタイトルがなかった(と思う)MARVEL映画の次の作品として楽しみにしていたのを覚えています。

今でこそやや盛り上がりに欠けるように見えてしまいますが、4人の主人公たちが超能力を身に着け、その能力に葛藤したり自惚れたりする感情面をアクションを取り入れつつ描いた内容は上手くまとまっていると思います。


当時革新的に思えたのがCGの技術。
体がゴムのように伸びるリード(Mr.ファンタスティック)、体が透明になるスーザン(インヴィジブル・ウーマン)、発火能力を持つジョニー(ヒューマン・トーチ)、体が石と一体化したベン(ザ・シング)。
彼らの視覚的に楽しめる能力は『スパイダーマン』で感じたCG技術に対する感動をさらに上回るもので、当時は「これを上回る映像技術なんてもう出てこないだろう」と思ったものです。(結局、年々進化していく技術を見る度に同じことを思っていますが……)


スパイダーマン』とは違う形でアメコミらしさを出していたのも魅力的。
皮肉やジョークなどを交えつつ、4人のキャラクターの凸凹な関係をコミカルに描くのはソロヒーローであったスパイダーマンでは決してできなかったことですからね。
中でもお調子者で皮肉屋のジョニーのキャラクターはいい味を出していると思います。
トラブルメーカーとしてドラマパートを盛り立て、発火能力というロマン満載な能力を有する……なにより演じているのがクリス・エヴァンス
彼はのちのち同じMARVEL映画でキャプテン・アメリカを演じるわけで、その真面目さと比較すると「ヤンチャしてるなぁ……」と楽しむことができるわけです。
作品的にも俳優的にもおいしいキャラクター、ヒューマン・トーチ。きっと好きな人は多いハズです。




そんな人気を博した1作目に次いで作られたのが続編ファンタスティック・フォー:銀河の危機
原作の人気キャラクター、シルバーサーファーが登場したことでも話題となりました。


ただ、批評家を初め、あまり評価は高くはない様子。
前作と比べるとストーリーのドラマ性が薄く、キャラクターの扱りもゴタゴタしていたからかなと思います。
とはいえ、個人的には好きな作品。
そもそも続編というだけで1作目が好きだった人間からすれば楽しいですし、前作のヴィランであったドクター・ドゥームーも再登場。MARVELコミック内では最強格のボスも登場しており、お祭り感があって楽しかったです。




さて、こうして紹介してきた『ファンタスティック・フォー』ですが、幾度か見ているものの久しく見ていません。(記憶が正しければ前回見たのはテレビ放映がされた頃。Wikipediaによれば金曜ロードSHOW!の2014年10月でした)
今回、記憶の奥底から引っ張り出してきたのにはある理由があります。
タイトルの「4」の付く映画っていうのもありますが、最大の理由はこのシリーズを担当した監督にあります。
このシリーズ2作を監督したのはティム・ストーリー
何を隠そう彼は現在公開中の映画『トムとジェリー』を監督しているんですね。
あの作品を見て「なかなか面白い取り組みをするな」と思い、『ファンタスティック・フォー』の思い出に帰り着いたわけです。
2014年以来見てないのかと思うとなかなか感慨深いものがあります。
改めて、映画業界のつながりの面白さを再認識しさせられましたね。




4月4日ということで、「4」にまつわる映画『ファンタスティック・フォー』について個人的な思い出を書かせていただきました。
書いている内に懐かしい思いに駆られ、また作品を見たくなりました。
間違いなく、MARVEL映画の歴史の1ページを飾った作品だと言えるでしょう。


え?リメイク作はどうしたかって?そんなのあったかなぁ……?