映画ごった煮ブログ

今週見た映画のまとめ(2024/1/8-2024/1/14)

2024/1/8-2024/1/14に見た映画の一覧とその感想。備忘も兼ねて。

1週間まとめ

日付 タイトル 感想 評価
1/8(月) - - -
1/9(火) 生きる LIVING お堅い役所マンの死に様を淡々と描いた傑作リメイク。 ★★★★☆
1/10(水) 生きる お堅い役所マンの死に様を生々しく描いた傑作。 ★★★☆☆
1/11(木) シルバー 夢の扉 夢をテーマにしたファンタジックなサスペンス。展開は都合よすぎるかも。 ★★☆☆☆
1/12(金) 俺の過ち スペイン産カーアクション・ロマンス映画。義理兄妹の背徳的描写が過激でいい。 ★★☆☆☆
1/13(土) 007/ノー・タイム・トゥ・ダイ さらばクレイグ版ボンド。集大成としては◎。ただ悪役が薄い印象。 ★★★★☆
1/14(日) モンスター・エージェント ネリーの奇妙な冒険 怪物エージェントになりたい少女と怪物の絆。子役が〇。その他は普通。 ★★☆☆☆

総括

8日は忙しくて何も見れず。
映画館では13日に『ノー・タイム・トゥ・ダイ』を鑑賞。(「BOND60 007 4Kレストア」の企画にて)
特筆するべきは黒澤明監督作『生きる』とその英国リメイク版『生きる LIVING』を見たこと。順番逆だったけれど。
2作両方見た感想としては、リメイクの理解が素晴らしい!
元のいい所をそのままに、見づらい所を綺麗に直しているのが完璧すぎる。流石はカズオ・イシグロ
面白かったのが、二つの作品の似た内容ながらも相反する点。
オリジナル版は人間の性を生々しく見せているんだけれど、リメイク版はそこら辺をすごいオブラートに表現。そのおかげで見るのにも不快感はかなり薄めで見れました。(オリジナル版はいい意味で不快さMAXだった)
で、作風も割と真逆。黒澤明監督の作品は、監督自身が撮りたいように撮っている所謂「大衆に媚びない」内容だと思います。それが人間の性を生々しく見せていたのかなあと。
一方で、リメイク版は「大衆に媚びた」=ストレスフリーで感動できる内容に。(これがいいんです!)
それでいて両作ともテーマである「死んだように生きていた人間の最期の生き様」という点はまったくブレていない。だからオリジナル版はもちろん、リメイク版も素晴らしいと言わずにはいられないですね。
オリジナル版とリメイク版、どちらも楽しめた贅沢な一週間でした。